ふきのとうは漢字でどう書く?意味や由来にまつわる情報満載!

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ふきのとうは漢字で書くと

蕗の薹と書きます。

その意味や由来について

調べてみたいと思います。

まず蕗の薹は

「蕗」と「薹」に

分かれているのです。

それでは蕗の方から調べて見ましょう。

蕗の語源は諸説あるようです。

フユキ(冬黄)という黄色い花が冬に咲き

そのフユキの真ん中をとって

ふきになった説。

昔、用を足した後のお尻を拭くために

ふきの葉を使っていたという事から

由来する説。

葉っぱが大きいふきは

傘などに使われており

「葺く」から変化した説。

葉広茎や広葉茎、葉大草などを

意味とする説。

柔らかくて大きいふきの葉は、

少し風が吹くだけで揺れるので

ハフキ(葉吹き)、フフキ(風吹き)などの

意味からの説。

ふきは古くから

フフキ(冬茎草)といわれており

それがふきとなってたという説。

など蕗には

とても沢山の説があるようです。

次に薹の部分ですが

「薹」(とう)というのは

草が高くなった部分。

ここは植物など花をつける茎

「花茎」のことなのです。

薹が伸びすぎると硬くなり、

食べ頃を過ぎたことを言うのですが

これを「薹が立つ」というのです。

これをいつの間にか人間の年齢に

当てはめるようになったのです。

「薹が立つ」って皆さんも

聞いたことありませんか?

ふきのとうは

この2つの漢字から成り立っていて

それぞれの意味がちゃんとあるんですね。

ふきのとうの方言は地域によって多種多様!?

ふきのとうは青森や秋田の多くで

「ばっけ」と呼ばれています。

ただしお年を召した方が使われているようで

若い世代には分からないようです。

そして新潟県の糸魚川市根知地域近辺で

ちゃんまいろという呼び方があるそうです。

これは新潟県全土ではなく

この特定のエリアだけで

知らない人も多いのです。

このほかに岩手県では「ばっきゃ」

長野北信地域では「フキッ玉」

長野南信地域では「フキボコ」

と呼ばれているようです。

長野県にいたっては

北と南で違う呼び方がされているんですね。

地方によって呼び方が違っても

若い人には浸透せず

どこでもどんな言葉も

年配にしか使われなくなっていくことは

少し寂しい事です。

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ふきのとうの季節はいつ?

天然のふきのとうは

地方によって時期が違うので、

収穫時期も多少違いますが、

雪のない地方では2月下旬頃、

雪深い地方でも3月中頃から芽が出ます。

ふきのとうの味や使い方についてのミニ情報!

味は独特のほろ苦さがあります。

しかしこれが春の訪れなんですね。

それではどんな風に食べるのが

おいしいのでしょうか?

ふきのとうは

アクが強く独特な苦味があります。

アクの抜き方ですが

たっぷりの沸騰したお湯で

短時間茹でること。

沸騰しているお湯に

お湯の量の約1%の塩を加え、

その中にふきのとうを入れます。

3~4分ですぐに冷水にとり

しばらく冷水にさらすのですが

この冷水にさらすことで

アクが抜けるのです。

ちなみに天ぷらで食べる場合は

芽が出たばかりの若いアク抜きなし

そのまま使います。

味は香りと苦さもありますが

奄美とほっくり食感がおいしいです。

アクが抜けたふきのとうは

和え物、おひたし、パスタの具材など

色々な料理に使えます。

ミニ情報としてですが、

通常は花が咲いてしまうと

食べないかもしれないふきのとうですが、

花が咲いたふきのとうの

葉っぱだけをちぎって天ぷらにしても美味しいですよ!

まとめ

ふきのとうは漢字で表現すると

色々な説があります。

長い冬が終わり春を告げるふきのとう。

独特なほろ苦さと香りを持つふきのとうは、

下ごしらえさえきちんとすればアクが抜け、

苦味やほろ苦さは旨みとなり

春の味を楽しむ事が出来ます。

ふきのとうは

ふきの芽の部分だけを楽しむものなので

花が咲いてしまえば食べる事が出来ません。

天然物を味わうとなると

とても短い期間となります。

近年はハウス物もありますが

せっかくの春の訪れです。

ポイントを抑えて下ごしらえを済まして

せっかくだから

天然物の春の味を

おいしく食べてみたいですね。

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