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あさりの味噌汁を作る時に、
火をかける前の水に入れるのか
沸騰してからか悩みますよね。
どちらの方がより美味しくできるのか、
その理由を知りたいと思いませんか?
結論から言うと
生のあさりを味噌汁に入れる場合は水の状態から、
冷凍したあさりは沸騰してから
入れるのが正解です。
今回は、
あさりの味噌汁の作り方についての疑問点を
解消させていただきます!
あさりの味噌汁に冷凍を使うときは水からか沸騰か?生の貝の場合は?
まず、
冷凍したあさりを味噌汁の具にする場合は、
沸騰した状態になったら入れるのが正解です。
なぜかというと、
冷凍したあさりを水に入れて火をかけても、
あさりの口がしっかり開かない
可能性があるからです。
沸騰した熱湯に
一気に入れる事により、
あさりの口を開かせることが出来ます。
ちなみに解凍せず、
凍ったまま鍋に入れて大丈夫です。
冷蔵庫や常温で解凍してしまうと、
貝柱のところにある蝶番(ちょうつがい)の
タンパク質が壊れてしまう為、
あさりの口が開かなくなってしまうためです。
次に、
生のあさりを味噌汁に入れる場合です。
生のあさりを味噌汁に入れる場合は、
水の状態であさりを入れて、
弱火にかけるのが正解です。
水の状態から
ゆっくり温度を上昇させる事により、
あさりから出汁がたっぷり出ます。
煮立ったら2〜3分ほど置き、
あさりの口をしっかり開かせましょう。
ちなみに生のあさりを
味噌汁にする前には
砂抜きが必要です。
あさり300gに対し、
水300ccと
塩小さじ2杯用意します。
水に塩を溶かし、
ボウルに入れたあさりが
ひたひたに浸かるまで入れましょう。
この塩水は、
あさりが住む海水の塩分濃度と同等です。
段ボールや新聞紙などを上からかけ、
2〜3時間待てば砂抜きは完了です。
潮干狩りで取ってきたあさりは
砂を多く吸っている為、
一晩置いておくと安心です。
砂抜き後は日持ちしないので、
できればその日のうちに
食べるのが理想ですね。
また、
あさりをスーパーで買ってきた時、
死んでいるあさりが
混ざっている場合があります。
死んでいるあさりを食べると
食中毒になってしまったり、
砂がしっかり抜けていない為、
砂を噛んでしまう可能性があります。
死んでいるあさりの特徴として、
あさりとあさりがぶつかった時に
鈍い音がします。
また、
加熱前の段階で
口が全く開いていないものも、
死んだあさりである可能性が高いです。
あさり味噌汁の白い泡はあく?上手な取り方は?
あさりの味噌汁を作っている時に、
あさりから白い泡が
出てきたことってありますよね。
その白い泡の正体は、
アクです。
そもそもアクとは、
「煮汁に溶け出した水溶性のタンパク質が、
熱湯により凝固したもの」
と言われています。
アクは臭みやえぐみの原因となるため
しっかり取り除く必要があります。
しかし
正しいアク取り方法を知らないと、
アクとともに旨味成分も一緒に
取り除いてしまう危険性もあります。
では、
あさりから出た
アクの取り方について
ご紹介します。
アクが出てきたら、
まずは火を弱めます。
煮立ったままにしておくと
アクが散って取れないので、
アクが浮いてきたら
すぐに弱めると覚えておきましょう。
アクを取るには、
網状のアクすくいや
おたまを使って取ります。
水を入れたボウルを用意し、
アクすくいやおたまで
アクをすくい取ります。
アクをすくい取ったら、
水を入れたボウルの中で
アクを洗い流します。
それを繰り返して
アクを取っていくのですが、
神経質に全部取る必要はありません。
泡が集まって気になる部分だけ
取れば大丈夫です。
また、
キッチンペーパーを鍋の大きさに切り、
鍋の中に覆いかぶさるように
入れるという方法もあります。
2〜3分程待った後、
箸などで持ち上げれば
アク取りは完了です。
この方法を
試したことがあるのですが、
簡単にアクが取れるので
オススメです。
ただし、
箸で持ち上げる時に破れて
煮汁が飛び跳ねたこともあるので、
それには充分注意してくださいね。
まとめ
冷凍あさりは沸騰したお湯に、
生のあさりは水に入れるのが
正解です。
生のあさりを使う時は
砂抜きをしっかり行うようにしてくださいね。
また、
あさりから出てくる白い泡はアクです。
アクはタンパク質が
煮汁の中で固まったもので、
えぐみや臭みの原因になります。
おたまや網状のアクすくいですくい取るか
キッチンペーパーを使って、
しっかりアク取りをしてくださいね。
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